綺麗な光
心霊写真ではありません

心霊写真ではありません
(使い捨てカメラ)
午後3〜4時頃。京都祇園の近くにある柳がしだる情緒あふれる白川通りという有名な場所(舞妓さんが通るようなところ)に彼氏と遊びに行った時に撮った写真です。
この写真の場所で、歌舞伎俳優の方が写真撮影のロケをしていて、その撮影が終わったあとに、記念にその方がいた場所で写真を撮りました。
同じ場所で、彼氏一人の写真と、二人一緒の写真、計二枚を撮りました。
二人で撮った写真はきれいに撮れていたのですが、彼氏一人の写真に、赤、オレンジ、黄色、白、水色などの無数の光が写っていました。
その光は、彼氏を囲み、彼氏に向かって飛び散るように写っていました。(彼氏の顔と肩にかぶっています。)
こんなに沢山の光が写った写真は初めてで驚きました。
ちなみに、そこにはロケをした後ということもあり、沢山の人がいて、同じ場所で写真を撮っていました。
そしてその後、私達はバイクで帰宅しましたが、途中でカメラを落としてしまいました。
なのでその衝撃でカメラが壊れ、光が写りこんでしまったのかもしれません。
しかし、その写真の前に11枚、その後にも12枚写真を撮っていますが、他の写真はみんなきれいに撮れており、光が写りこんでいるのは彼氏の写真一枚です。

これは3重写しの可能性が高いです。画が重なっているので、この写真の撮影後コマ送りの異状になり、光りの画が重なったモノと思われます。
少しだけフイルムに巻きあがって、シャッターが押されてしまうと、こうしてズレた重ね撮りとなってしまいます。

フイルムを見ていませんが、おそらく前後のコマにもズレた重なりがあると思います。

カメラ専門店などではなく、ディスカウントショップやスーパーなどで購入したのではなかったでしょうか?
「落とした」とありますが、落とした所は暗い時間の街中でしょうか?
それから移動がバイクですよね。カメラはバックの中に入れてましたか?

彼を撮影した後に、落とした衝撃やバイクの振動などが影響してシャッターが切れてしまい、その風景(暗い時間の街のネオンや車のライト)、あるいはバックの中身(ガイドブックやハンカチなどの模様)が写りこんだ可能性もあります。

ディスカウントショップ等で販売されている使い捨てカメラは、ボディを作製したメーカーを通さず再利用された物が多いので、撮影動作に関してトラブルが多いようです。
また、正規品であっても、使い捨てカメラは意外と衝撃に弱いです。
使い捨てカメラの電池は、フラッシュに使用されるだけなので、シャッターを切ったり、フィルムを巻いたり、といった動作はバネや歯車(ギア)で行われています。
なのでショックを与えると、バネが動いてシャッターが勝手に切れたり、フィルムを巻くための歯車の噛み合わせがズレたりしてしまいます。

今回の写真は、何らかの衝撃によってシャッターが切れてしまい、彼を撮ったコマに更に追加で映像が写し込まれた結果、このような写真になった可能性が高いです。

だけど綺麗に撮れましたね。(^^ゞ

※ 使い捨てカメラに多いトラブル例 ※
落とした衝撃で、シャッターが開きっぱなしになり、コマに関係なくフィルム全てが感光してしまい、写真がすべてだめになった。
鞄の中に乱雑に入れていて衝撃をうけた為か、フィルムの残量の数字が狂い24枚撮りでどんなに撮影しても残量がずっと17枚となったままになっていた。

鑑定結果へのレスメールです。
「先生のおっしゃるとおり、使い捨てカメラはコンビニで安く買ったものでした。
そして、夜8時くらいに、バイクで車道を走っている時にカメラだけ落としました。」
結城 瞳 

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