アイドル霊（その後の進展）

そして彼女が借りてた部屋の階に行くと、霊気というか、空気全体も変わりもっと状態は悪い感じ。
その部屋を探していると、異常に雰囲気の悪い部屋があった。
部屋番を見るとそこがその部屋だった。

確かに霊気はする。
が・・・、この部屋だけじゃない。
建物の周りからして、とても悪い土地だ。
ココに住んでいたら、霊媒体質の人や、魂の弱い人や、精神の不安定な人なら、おかしくなっても当然だ。
思い返せば生前の彼女は前半と後半では笑顔が違う。

後半の笑顔は本物じゃない。
デビュー当時の期待に満ちた輝いた笑顔が何時の間にか消えてた。
淋しい作り笑顔・・・

本当に自分を心から愛してくれる人なんかいない・・・　と思ってた。
愛して欲しい・・・　私だけを見ていて欲しい。
みんなから愛されたい。

こんな思いで一杯だった彼女。
ある面、頭の良い彼女だから、人の上っ面の親切や、もてはやしに、本当の愛はないとわかってた・・・

部屋の前から様子を見てたけど彼女の気配はなかった。
曇りガラスの小窓越しに、大きなお札が数枚並べてあるのが透けて見えてた。
そして表札も一応書いてある・・・が、恐らく住んではいないと思われた。

私は彼女を呼んでみた。
すると小窓の向こう側に黒い人形の影が見えた。
彼女は来た。

でもやはりこちらにすがって来る感じもないし、「やはり無理か・・・」と諦めて帰ろうとして下へ降りてみると、誰かが付いて来る・・・
この時は、それが誰だかはわからなかった。
「彼女なら良いけどなぁ」と思いつつ・・・
時間がたつにつれて、次第にその正体が誰だかわかった。

彼女だ。

よーし今回はうまくいくかもしれない。
彼女は以前と違い暗く、元気がない。
しょぼんとしている様子でした。
なんとなく私に呼ばれてついて来た。
これなら出来るかもしれない。

ある日、私は某サイトで彼女の声を聞いてた。
いろいろ聞いてるうちに頭がクラクラ・・・
そして頭痛だぁ・・・

このレポートを書いている今も、遠からず、近からずの位置で側にいる気配です。

ある日なんか、私がパソコンの前でうつ伏せになってウトウトしていると、すぅ～ っと霊の気配が近づいて来て、私の背中に乗ろうとして威嚇して来た。
この日は、数時間前に玄関で助手が「この辺・・・　誰かいない？」と聞いて来てた。
確かにそこに霊はいた。

でも無視してた私。

こんな事をして来たのは、助手が出かけて行ってから間もなくの事だった。
女だ・・・　それは彼女だった。

でも彼女は私にそれ以上の事は出来ません。
何を思って家にいるのか？
あれだけ逃げてたのに・・・

それから数日後。
今度は風呂場で彼女の気配。

わかった事だけど、彼女は動物が好きらしい。
なら家にいるのは楽しいと思う。

もうじき彼女の誕生日です。
お祝いは 成仏させてあげる事 にしたいです。

しかし自殺した人は、すんなりストレートに天国には行けません。
それなりの罪の償いと、お仕置きを受けないとなりません。
その苦難をちゃんと乗り越えてこそやっと天国に行けます。

誤解している人が多いと思いますが、自殺したら地獄行きではありません。

地獄にも行けないで、この世に地縛霊として残ってしまいます。
上にあがってやっと地獄です。
それは仕方のない事です。
地獄なんかに行かせたくないから「そのままにしておく」なんて人がいるかもしれませんけど・・・

果してそれで良いのでしょうか？
それが魂の幸せでしょうか？
よく考えて欲しいと思います。
地獄にも行けない悲しさ、淋しさ、痛み・・・

自殺間近のコンサート前のインタビューで、彼女の本音が聞ける。
「とにかく沢山の人に見て欲しいし、みんなで楽しみたい」

そして彼女は、コンサートで何を感じたのか？

以前彼女はラジオで「自殺はいけない」と言っていたそうです。
そんな彼女がどうして自殺を選んだか・・・
最悪の卑怯なマネです。

生きて、がんばって、乗り越える勇気がなかった・・・
そして彼女はもっと深い罪を犯している。

それは、後追い自殺をした人達です。

その人達が自殺したのは、その本人が一番悪いけど誘ったのは彼女です。

負けちゃいけないのに。

勿論、後追いとされてる中にも、きっと彼女の後を追った訳じゃないけど、たまたま時期が重なった人もいるだろうし、悩んでいる時にたまたま彼女の死を知って、
「あぁそうだ、自分もそうすれば楽になれる・・・」
と、逃げの方法に死を選ぶきっかけになっただけの人もいるでしょうけど。

その人達の中には、後悔している人もきっといるはず。

人はそんなに強い生き物じゃない。
心があるからこそ。
感情が優れてるからこそ。
強く見えても弱い所は誰にでもある。

自殺だけは本当に『後悔先に立たず』だ。

やり直しは出来ない。
生きてるからこそ、やり直しが出来る。
枯れた花でも、生きてれば何時かはまた咲かせる事も出来るチャンスはある。
一時の不安や絶望で死を選ぶのは間違いだ。

残された者も悪い所のある人もある。
こんな考えの人もいる。

「成仏したって思わないと、残された方もやりきれない・・・」

本当にそれで良いのでしょうか？
それって残された人のわがままでは？
それで実際は成仏してない魂が、何時までも苦しんでても知らんぷりですか？
これは前向きじゃありません。逃げです。

自殺も逃げ。
それに「成仏した」と勝手に思うのも逃げ。

後を追った所で会える訳じゃないのに。
でも、それは死んでみないとわからない事。
会えなくても、戻って来る事は出来ないのに・・・

多くのファンや、他の人を引っ張って、自分をアイドル化し続けるのは正しい事でしょうか？

あの高い建物から飛び降りる勇気があったなら、生きて歩く勇気を持って欲しかった。

自殺前日の話だったか・・・
彼女らしき人物を乗せたタクシーの運転手の話がありますね。
運転手はそのお客さんを乗せた後、あるアイドルの曲をかけたそうです。
すると、うつむいてた彼女が顔を上げて
「その歌好きなんですか？」と聞いたそうです。
運転手は「えぇ、ファンでしてね」と答えると「そうですかぁ・・・」と
淋しく返事をしたそうです。
もしそれが彼女の曲だったら・・・？
運命は変わっていたかもしれません・・・

本当は、お墓にも行きたかったけど、そこまでする時間も義理もないので行ってませんけど、代わりにお線香を上げられる所に行って来ました・・・
が・・・　ちょうどお宅の人が出かけるところでした。。　(/_;)

行く必要はないという事だと判断しました。
だって、そこに彼女がいない事は私も知っていた訳ですから。
やはり意味ないか・・・　と思いました。

お墓はまた何かのついでがあれば行きたいと思っています。

それから本当は家族の方にこの事実を知って欲しかったし、家族に考えて欲しかったと思っています。

今回、協力してくれたファンのみんな。
サイトを使ってまで応援してくれたみんな。
サイトを一時閉鎖してくれたみんな。

本当にありがとう。

後は、地獄から一時も早く天国に行かれるよう、みんなの想う天使になれるように祈ってあげて下さいね。

彼女のサイトは数十件ありますね。
彼女のサイトを開いてるから、表上書けない事も多かった人もいるようです。
想いは「みなそれぞれ」で・・・

以前掲示板に書き込みした時は、数件のメールを頂いたものの大した動きはなかったのに、今年こうして本格的にファンのみんなが動いてくれたのも、時期だったのでしょう。

しかし、やっぱりいるものですね。
「側にいるのに、退治されたら困る！」とか思っている勝手な人。
引き止めてどうするつもりなのでしょ？
悪霊化する彼女が、手におえなくなっても良いのでしょうか？
でも、そういう人は「彼女は天使で何時までも変わりない」と言い張るでしょう。
「少しでも早く本当の居場所に送り出して上げたい」と思わない。
自己満足ですね。

今回の場合は、彼女は行きたがってなかったので、かなり手こずりましたが、同じ自殺霊でも、後から後悔して行きたがる霊もいるんですよ。
そういう魂達も、周りが邪魔や引き止めをして、上にあがる事が出来ない霊達もいるんですよ。
自殺した本人が一番悪いけど、輪をかけて留めようとするこの世の人達は、他の人に行く迷惑まで考えられない自己中だと思いますけどね。
認めたくない。
離れたくない。
だからそれは「嘘だ！」と言う。
「騙されてる！」「彼女の事が嫌いなんだ！」といろいろ・・・・

私が騙してなんの得がありますか？
時間を割いて、多少ですがお金も使って。
私のやり始めた事ですからね。
ファンがお金を払うのもおかしい事だと思いますし。
なんとかお金を絡めないで、うまく解決する方法を探した訳です。

中傷されて嬉しい人などいません。
このような内容を取り上げるのは、私にとっても大変リスクの高い事ですが、わがままなファンや、自殺を考えてる人達に是非考えて欲しくて、アップした次第です。

この話に「疑問がある」とか「納得いかない」と思う人は、この話だけではなく戯言とＱ＆Ａも読んで下さい。

「信じられない」と言う人に無理に「信じろ」と言いません。
でも自殺はいけない事だというのはわかりますよね？
彼女だけじゃありません。
それは、この世に生かされているみんな同じ事です。
彼女は引っ張られたのではありません。
確かに隙はありましたから、そんな心に魔が差したかもしれません。
でも、ちゃんと自分の意識で死を選んでますからね。

美化したいのはわかりますが「家の子に限って」と同じですよ。
人間なんて奇麗事だけじゃ生きていかれないものだし、好きな人の事をこうして悪く？言われたらそりゃ気分悪いでしょう。

でも悪く書いてる訳じゃないのです。
良くも悪くも事実を書いてます。

反論している多くのファンは美化しているし「自分だけの彼女で・・・」と思っているでしょう。
そんなあなたが、可愛い彼女を悪霊化させてしまっているという事を知って欲しいですね。
悪霊でもかまわないから側にいて欲しいですか？

ファンなら彼女の本当の笑顔を見て欲しいですね。
いや、本当の笑顔を彼女に作らせてあげて欲しいです。
なんだかんだ言っても、心配だから叱る。
本当の愛情を考える時だったのではないですか？
ミーハーな軽いファンなどの戯言は関係ないです。
勝手にほざいてなさい。

だって信じないなら関係ないでしょう。
無視すれば良いんですよ。

「自分だけの彼女だ」なんて考えの人も多いでしょうね。
死ねば誰にも取られる心配はないしね。

彼女も勘違いしてた。
愛情というものを。

愛情とは、優しさ・思いやり・厳しさですよ。
厳しさがなくては駄目なんですよ。
悪い事をしたら叱る。
当り前の事です。
どうでも良い相手なら叱りはしませんよ。
「怒る」はあってもね。
叱ると怒るの違いも知って下さいね。

美談にしたい気持ちはわかるけど、それで本当に良かったのでしょうか？
「良い所取り」ばかりで「天使だ」と言っては盛り上がって自己満足しても、それはその人がそれで幸せな気分になるだけで、本人の意思は無視です。
彼女の場合は、そういうファンの気持ちが悪霊化させてしまう原因となっていた。

誰も「彼女が悪霊になってた」なんて思いたくないですよね。
でもそれを認めて説得して、上にあがるよう（成仏出来るよう）にしてあげるのが本当の愛情ではないですか？
過保護も駄目です。
ほったらかしも駄目です。

私からすれば「それでもファン？」と思える人もいるようです。
彼女は自己満足の為のオモチャじゃないんです。
どんな風にも綺麗綺麗に想像する事は出来ます。
だけどそれは魂の意思を無視した行為です。

私がこれを手がけてアップするという事は、決して美味しい話じゃありません。
リスクの方が大きいのです。
言われる筋合いのない事まで言われて気分悪いです。
でも私は降りませんでした。
それはやはり縁があると感じたからです。
何の得もありませんが、一人でも（魂を）消滅させないで浄霊させられるのなら、関わった意味もあります。

とやかく言う人達はもう無視です。
私はやれるだけの事をしただけ。
それだけです。

リスクを省みず参加してくれて、私に託してくれた二人。本当にありがとう。
逆に私に協力してた、あなた達の勇気に感謝します。

あなた達にとっては永遠のアイドルかもしれないけど、彼女は一人の人間なんです。
感情もあるし表の顔も、裏の顔もあるんです。
その事実を理解して欲しいと思います。

人間は何時でも楽しい訳じゃない。
人間は何時でも優しい訳じゃない。
いろんな意味で魔が差す時もあります。

「こうなら良いな。」を事実と思い込まないように。

最後に・・・
彼女は本名の素人で亡くなったのではなく、芸名のままの気持ちで亡くなったのです。
それが全てだったのですよ。

もう一つ最後に・・・、ホントにこれで最後。

応援・協力・参加をしてくれたファンの方々に対して、反論や文句・苦情を言わないで下さい。
彼らは彼らの意思で・・・、願いで、参加してくれたのです。
その心を壊すような事はしないで下さい。
悲しい思いをもうしたくないからこそ参加したのですからね。
どう感じて参加したかは、その人の心の自由なんです。
理屈なんかじゃ解決しない事なんです。
人の心は生きていても、死んでても同じように複雑なんです。

天使にも悪魔にもなるんです。
それを他人が決め付けてとやかく言う事ではないと思います。

大事にしようとしているのは、霊・魂などに対して否定的な人達なんですよ。
静かに送ってあげようとした人達の気持ちを責めないで下さい。
いや、誰も責める事など出来ないはず。
そんな資格はないはず。

良心で素直に「さよなら」と言う事は、魂にとって本当の幸せなんです。
参加しなくても心の中で成仏を願う気持ちが大切なんです。
自分の心の癒しの為に魂を「物扱い」しないで下さい。

そして私はなるようにしてやっただけです。
それでも心はありますよ。
反抗していた魂を説得して上げる（成仏させる）より、消霊（その魂自体を消してしまう事）の方が簡単なんですよ。
それをしないで、ここまで時間をかけた事に対して、何か不満でもありますか？
このままほっとけば間違えなくもっと悪霊になるのはわかっている魂に対して、遺族もいるし、ファンもいるから時期を待ってただけです。
簡単に消霊する事は出来ませんからね。

彼女には、いずれ本当の天使になって欲しいじゃないですか。。。
ファンなら何故それを願わないのか？　それが不思議ですよ。

愛の意味間違えていませんか？

そして・・・いよいよ当日です。

現場にて・・・

まず私は現場を浄化に行きました。
この日は「普通ならさぞ多くのファンが手を合わせに行ってるだろう」と思って、それと重ならないように夜行く予定でした。

天候が不安な日です。
夜は荒れるかも・・・
でも良かった！
穏やかになりました。
夜とはいえ、まだ人通りがあります。
チラッと車から見た感じ想像外・・・
花がない・・・

やっぱり天気が悪かったからかな？
とにかく目立たないように浄化しました。
ふと横を見ると一つだけ花束が供えてありました。
何となくホッとしました。

周りをキョロキョロ。。
やはり異様な行為ですものね。
あまり目立たないように、ごまかしながらお線香をあげて、浄化を始めました。
なんとか滞りなく完了しました。

帰ってから本格的に浄霊（成仏）をしようと、寄せられた多くの手紙と貸してもらった生写真を使って彼女の説得です。

まず彼女を寄せまして。
彼女宛に送られてきた手紙を読んで聞かせました。

書いてる人達の真剣な思いが一杯詰まった手紙です。

「お誕生日おめでとう」まず私はこの言葉を言いました。
それから手紙を読んであげます。

書き手の感情が強い部分になると すぅ～っ と寒気がします。
彼女が動揺しているのがわかります。
涙も出そうです。
何枚もの手紙を全て読んで聞かせているうちに、彼女の写真の表情が柔らかになってきます。