○ ○ 峠



トンネルと峠に出ると言う噂ですね。
トンネル入口
まずトンネルから・・・
とても歩くには、危険なトンネルです。
歩道?の幅がとても狭くて、
バイクや大きなトラックがバンバンスピード出して通ります。
昼間行ったから余計かもしれませんけどね。

私達は、車のまま撮影をする事にしました。
スピードは、落とせないので闇雲に撮ってみました。
トンネル内は、別段みょうな感じもなく
その横から峠へ向かう道に入りました。
トンネル内
山道なので、やたら曲がりくねっています。
その道に入ってから直ぐのガードレールの向こう側に
早速見えましたよ・・・

黄色い服の女性でした。
ガードーレールの向こうは、直ぐ崖です。
そこに立ってたのです。
ここに女性の霊が・・・

黄色い服の女性は、
ここに立っていました・・・

彼女は、一瞬で消えてしまいました。

霊気体
 霧じゃありませんよ。
 霊気体です。
 上の方は、精霊体です。
そのまま進むと何とも言えない気配です。
それは、今の峠の入り口まで続いています。
この道は、そのまま行くと反対側に出ますが、峠の入り口を境にその気配は消えました。

旧峠道今の峠に行く途中に旧峠がありました。
とても上がれる状態ではありません。



この日は、朝から雨も降ってて滑るし・・・
でも少しだけ登ってみましたけどその気配は、同じです。
悪い感じでは、ないのですが・・・
とても沢山の霊気を感じます。

また道を進みます。
ガードレールがあちらこちらへこんでます。
潰れたガードレールもありました。
これだと車は、下へ落ちたのでしょうね。
そうとう多くの事故があったと思われます。

新峠道 そして今の峠へと・・

階段で上がるのですが、その横に細い山道があり・・何かそっちが
気になりましたが、とりあえず階段を上がりました。
何もありません・・・?

でもそこも同じ空気・・・

もう少し上に上ってみたんだけど同じですね。
この山は、霊山と言っても良いでしょう。

山道 鳥居:手前 一度戻り横の細い山道へ進みました。
すると・・ そこには古い鳥居がありました。
鳥居の右下の辺・・・  (写真右:→)
黒い霊気体が写っています。
良くない霊気です。

鳥居の前まで来ると・・
そこから先は、もっと変な空気です。
まるでそこに見えない壁があるような感じがします。
押し切り進むと・・・そこから先は、まるで別の空間のようです。
霊気もずごいし・・

鳥居:奥 奥まで進むとまた鳥居です。
また壁のような物を感じます。
この鳥居と鳥居の間は、神道ですね。
浮遊霊は、ガンガンいますけどぉ・・
後、木の精霊達もね。


その向こうに見えた物は・・

社 このお社です。(←:写真左) 小さい社
そして横には、小さな稲荷。
社の中を覗いてみると・・・
物凄い状態です・・・
無数の霊体がうごめいています。

その真中に、ここの主がいました。

白い着物のまだ若い女の神です。
神と言ってもこの主は、元は人間。
とても綺麗な髪の長い20代半ばくらいの女性です。

この山の守り神でしょう。
しかし・・、何だか冷ややかな感じで黙って私を見ています。
私は、挨拶の代わりに手を合わせ進入した事を詫びました。
何だか怪訝そうな顔をしてます・・・・

社鏡とその他の霊 存在しなかった神鏡が透けて写っています。
過去にはここにこの鏡がちゃんとあったんでしょう。
そして周りに複数の霊が・・・
中にいる者達の姿は、写りませんでした。

実は今回何処も回る予定で出かけて来たのですが、朝から何だかわからない、誰だかわからない・・・・けど、私を呼んでる者がいまして・・・
それは、生きてる人間ではないのだけは、わかっていました。

さて・・・、何処で誰が呼んでいるのか・・・?

他の場所は、全て見つける事が出来ず、結局この峠だけとなりました・・・

社の中をしばらく見てました。
彼女の心の中の言葉が一言聞こえました。

「ありがとう」

何でこんな嬉しくない顔してるくせに・・・

多分彼女は、好きでここの主をやってる訳ではないのでしょう。
上の神から、ここの主を任されて、仕方なしにやってるようです。
だから霊達も好き放題、浮遊霊が集まってるし・・・・、社の中にまで・・
それを追い払う事もしないし、管理もちゃんとしてないみたい。
でも、ここら辺にいる霊達に悪い霊はいないようです。
事故は、乱暴な運転をしている車やバイクが悪いので、霊のせいではないでしょう。
「姿を見られて(見せてしまって)相手を脅かしてしまう」と言う事はあるようですけどね。
悪念は感じられません。

彼女(ここの主)は、寂しかったのだと思います。
一見強くて、しっかりしてそうだけど、やっぱりここで浮遊霊を相手にしているのは、本当はイヤなんでしょうね。

私は、このように社に神と言える者がいるのを初めて見ました。
そんなに古くからここにいる訳じゃないようです。
いいとこ数十年でしょう。

年に一度くらいは、誰かがお札を取り替えて掃除してるみたいだけど、他に拝んでくれる人などまずいないのでしょう。

彼女は、言わないけどその思いがキャッチ出来ました。
ちと、素直じゃないのかな?
でも、決して悪い神ではありませんよ。
ただいるだけで、役目はあまり果たしてないようですがね。(笑)
上の神には、逆らえないのを知ってるのでしょう。
まだ若いのにねぇ・・・。 こんな所で可愛そうに・・・

気配を消して私を呼んでたのは、きっとこの社の主でしょう。

滅多にしないのですが、この時だけは、去る前に主に頭を下げて来ました。
それは「がんばれよ」と言う意味でしました。

たぶん彼女は、これから先・・・ 堪え切れなくなったら私の所に来るでしょう。
神道もあるし・・・ (苦笑)

何だか何をしに来たのか・・・ 今日は・・ (*_*)

昼間でも危険な場所です。
夜中なんかもっと危険ですからね。
死にたくなければ行かない事ですよ。

それから・・・
この入口の階段横に店らしき廃墟がありましたが、そこは特別何も感じなかったので探りませんでした。

やっぱり・・・ ちと気になるのは、あの黄色い服・・・ コートかな?
の女性の霊が悪さをするかもしれません。
事故でここから崖下へ落ちて、亡くなって浮かばれないのでしょう。
ちょっと怒ってたみたいだし。

「なんで私だけが・・・」という念が強いようです。
同乗者は、助かってるらしいです。

このように各地にある峠は、ただでさえ走るのに危険な所です。
そして、必ずその山の守り神や、木々の精霊がいます。
峠は、用もなくスリルを求めてスピード出して、車やバイクを走らせる場所ではないのです。
いい加減にしないと山の主も怒りますよ。
自爆で事故死した霊達も、地縛霊となり思いを残してたり、他の人達を引っ張ろうとします。
どちらにしても大変危険な所です。
単なる観光の人達ならまだしも、騒がしく暴走しに行くのは命がけですよ。
いくら運転に自信があっても、見えない者の力にはかないませんよ。

だから峠には、いろいろと心霊話が多いんですよ。
特に霊媒体質の人なんかは、無事に戻って来てたとしても、しっかりお土産持って帰るのは間違えないですよ。
自分で気がつかなくても、あなたの車やあなた自身に乗っていますよぉ・・・
見える人には、見えるんですよ。

峠で鳴る携帯電話の有名な話もありますよね。
あなたも何時呼ばれるかわかりませんよぉ・・
峠や山道をなめてはいけませんよ。
結城 瞳



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