投稿:女性

幼少の頃から高校生くらいまで、良く見ていた夢なんですが・・・・

川の側の平屋の真っ白な一軒家のお家に7人の子供達に手を引かれて、
遊びに行くという夢を、幼少の頃週に一度は必ず見ていました。

夢の中ではその子達の名前をちゃんとで呼んでいるのに、
目が覚めると何故か思い出せない・・
それと不思議な事に顔だけぼやけている。
そして必ず帰りは来たときと同じく手を引かれて、
手を離すのと同時に目が開くというパターンでした。
母に話すと

母:もうついて行ってはいけないよ・・・・・
  きっと亡くなった兄弟が、逢いに来ているんだから、
  もう戻って来られなくなるかもしれないから・・」

と呟いた。
私は兄と二人兄妹ですが、兄の上に1人と兄との間に6人の姉弟が亡くなっている。
しかもみんな流産で・・・
確かに言われてみると、人数はちょうど同じ・・・・
みんな優しく、楽しく遊んでいるだけなのに・・・・
母の言っている意味が良くわからなかった・・・・・

それが小学校に入ると、ぱったりとその夢を見なくなった。
そんな夢の事など忘れかけていた頃、再びあの夢が復活した・・・・
私は中学生になろうとしていた頃である・・・・
少し変わっていたのは、家の周りに草が生い茂っていて、
昔のように誰も迎えには来てくれないということだけ。
家の前に行くと大きくなったみんなが笑顔で迎え入れてくれた・・・・
懐かしいこの部屋、そして空気、急に泣きたくなったのを覚えている・・・
いろんな話をして、そして別れの時、その中の1人が呟いた・・

「寂しいときはいつでも戻っておいで・・
 もう送っては行けないんだぁ・・・・・」

そして大きく手を振って別れた・・
玄関を出るとなぜかもう土手の上・・・
振り返ったとたん目が開いた。
少し変わったが、前と同じパターンである。

そんな夢が数回繰り返され、また急に見なくなった。

それから一年とちょっと経った頃、パターンを変えて
またあの夢が復活した・・・・
今度は何故か1人・・・・
電車の扉の前で、「帰ろう!」と言って、大きな手を差し伸べてきた・・・・
私は思わずその大きな手に自分の手を乗せて付いて行きたかった・・・・
あの居心地の良い所へ・・
しかし、何故か手を上げる勇気がなかった・・
迷っていると

「不安なんだろう? 一緒に行こう?」

と再び呟いた・・・
その時私の口から出た言葉は・・・・
「今のままの情況じゃ行けない・・・・」だった・・
彼は最後に

「不安な時はいつでも側にいるよ・・」

と言った・・・・
その瞬間ドアが閉まり電車が走り出した。
加速していくにつれて、私の目も覚めた・・・・
情緒不安定だったからきっと楽にしてくれるつもりで、
迎えに来てくれたんだろうなぁ〜なんて思いました。
涙が止まらなかったことはいうまでもありません。
それ以降どんなに精神的に詰っても、二度と姿を現す事は未だにありません。


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