怖かった思い出


投稿:女性

母の叔父が亡くなった時の話です。
私はその頃働いていたのですが、たまたまお休みで夕方まで寝ていました。
起きていつものように煙草をくわえると・・  線香くさい・・
それに煙で自分の周りが真っ白になるくらい・・・
寝ぼけているんだろうと思い、お風呂に入り気分転換。
上がってきて髪の毛を乾かそうとドライヤーのスイッチと入れると・・・・
鏡が見えなくなるくらいの白い煙・・・・
そして、やっぱり線香の香り・・
さすがに気味が悪かった。
怖いと思ったのは、実はこの時が初めて・・・
もう1人でいるのが怖くて、その時付き合っていた人のところへ行くことにした。
その時、いつものクリーニング屋さんが来た。
家族ぐるみのお付き合いをしていた為、事情を話し彼の家と私の家の中間の駅まで
乗せて行ってもらう事にした。
その時、彼は待ち合わせをしている駅に向かって、車を走らせているという状況。
私の方が先に駅につき一人で待っていると、
後ろの方で看板を見上げている人が1人・・・・
しばらくすると、足元から消えていった。
その後は、線路の向こう側の林から大きな蛇がこっちに向かってやって来た・・
私の足元まで来て消えていった・・
その間もずっと線香臭いまま・・・

彼が来て人の顔見るなり「まず落ちつこう」と言って缶コーヒーをくれた。
飲もうと思い開けたら、やっぱり線香くさい。
彼はそれでも

「気のせいだろう・・  煙草の煙がそう感じるだけだろう?」

と言った・・
しかし、その数分後に彼も認めざるを得ない状況になった。
車のドアを開けると、線香の煙で真っ白・・・
そのままそこにいるわけにもいかず、車を走らせ彼の家に行った。
しかし・・部屋のドアを開けるとやっぱり先に線香の煙・・・・
翌日母がお葬式に行くまで私に煙はつきまわった・・


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