だいぶ前の話になりますが・・・
都内のあるマンションの一階に事務所があり、そこに私は勤めていました。
その事務所は、霊道でなぜかなんらかの霊能力を持った人達が集まって来る所で
酷い状態でした。
マンション自体も、いかにも霊が出る感じで・・・・
そこで知り合った一人の女性は、元々性格も悪くみんなに嫌われていました。
見た目も青白く、長ーい真っ黒のストレートのワンレン。
痩せていて、たまに駅で見かけると一人浮いててその子が幽霊のようでした。

私は、淋しいんだなぁと思い、話し相手になったり電話番号を教えると、
何時間も捕まってしまう・・・・・・

そんな感じの女性で初めのうちは、私も少し我慢しながら彼女の相手を
していました。

そんなある日、私が事務所に行くとその女性が先に来ていて、
私が座るといきなり「あんたが来ると私は、具合が悪くなるんだよ！」っと
怒鳴ってきました。
私は、「うるせー！」の一言。（こっちも気持ち悪いんだよと思いつつ）

続いて事務所の人が「うるせーーー！　人のせいにするな」って、
私がいると彼女が苦しいのは、私も他の霊感者達もわかっていて、
彼女に言わせれば、私が悪いもの持っていて、それで会うと気分が悪くなると
誤解している・・・・
実はその反対で、その女性が悪い者に憑かれていたから、
私の正の氣を見られないし、側に来ると苦しくなっちゃうのです。

後から他の人から聞いたら

「あいつ前同棲してた男が死んだんだけど、引越しもしないし・・・・
　服とかも、取って置いてあるらしい・・・・。
　それに、なんと死んだ彼の髪の毛を切って束にして、
　未だに持ってるそうだよ・・・
　これは、本人が言ってたんだよ・・・・」
と聞きました。

なるほど・・・・
元々くらいやすそう（霊媒体質）なのに、そんなことして・・・・
みんなが説得しても聞き入れませんでした。
「そんなの信じない」って・・・


後日談

友達に「結城さん、お寺にまだ行ってるの？、どこにあるの？」と
遠慮ぎみに聞いたそうです。(笑)

やっと気が付いたのでしょうかねぇ。