中 3 の 頃


投稿:男性

僕が、中学3年の時の事です。
3年っていったら、受験ですよね〜。
で、僕も皆と同じように勉強してました、夜中まで。
時期的には、最後の追い込みの時期で、1月か2月だったと思います。
それで、毎日夜中の1時ぐらいに、大体一息ついて休憩してたんです。

10分ぐらい休憩してもう一度机に向かう。
一番眠い時ですよね〜、1時頃って・・・。
眠気と戦いながら、必死に勉強しているとなんか音がする・・・。
最初は気にしなかったのですが、ずっと聞こえてるんです。
何の音だろう? って思って良く耳を澄ますと人の喋り声。

まあ、家は住宅街ですから、時々夜中に外で話している人ぐらいはいたのですが・・・。ところが、それと同じような話し声が毎日聞こえてくるんです。

決まって、1時ごろ・・・

で、毎日聞いてて気付いたのですが、話し声というか「ヒソヒソ話」みたいな感じなんです。

つまり、外から聞こえるのではなく、近くにいてヒソヒソ話す感じ。
不思議とそう分かった瞬間、直感的に「これは人間の話し声じゃないのでは・・・」って思いました。

どんなに、耳を澄ますしても、聞き取れない声・・・

そして、遂には「気配」までも感じてしまうんです。
それが毎日2週間ぐらい続いたある日の事でした。

いつもの様に、勉強する僕。
気が付くと、時計は1時になっていました。
やはり、聞こえてくる「話し声」。

その日、いつもと違っていたのは窓のカーテンが開いていた事・・・

ヒソヒソ、ヒソヒソ、ヒソヒソ ・・・・・・・・

気になって、何気に窓の外を見ると・・・

曇りガラスの外側に、確かに2〜3人の人影が、ユラ〜ユラ〜って動いてました・・・

僕の部屋は2階。
不思議とその人達の顔は見えなくても、僕の方を見ているのが分かりました。
「視線」ってのを感じたんです。
その「人達」その後にも何度か僕の部屋に訪問してきました。



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