除霊体験談


投稿:女性

ある事がきっかけで友人から結城さんのサイトを教えてもらいました。
昨年の春のことですが、その時は見ませんでした。

そしてサイトのことなどすっかり忘れていたのですが、今年の春突然思い出して慌てて見ました。
そして、自分でもどうしてあんなメールを送ったかよく覚えていませんが
「私単純なんです。がんばれって言われると本当にがんばれる気がするんです。
お願いです。励まして下さい。」
といった内容のものを全く知らないサイトの主に送りつけたのです。
そして、最後に
「友人の家に行くとお部屋の角には御札が張ってあり、それを見ると落ち着かないんです〜。
瞳さんが帰られた後、そのお宅に行ったら座れないほど落ち着かなかったんです〜。
今はもうへっちゃらなんですけどね。相性悪いのかしら、瞳さんと・・・。」
と書きました。

その日の夕方、結城さんがその友人に電話をかけたのです。
「メールを読むと、あなたの知り合いかもしれない。
支離滅裂な内容なんだけど、何も考えていないか、余程切羽詰っているか、悪いの食らってるかのどれか、食らっているならかなりヤバイ状態かもしれない。」
ということを、友人に話した様でした。

友人は、すぐに私の所へ連絡をよこし、結城さんの話した事を教えてくれました。
言われて初めて気がついたのですが、結城さんにメールを送っている間中、手が震え、鼓動が早く声まで震えていたのです。
これがきっかけで、自分がかなりギリギリのところまで追い詰められていた事を知ったのです。

そして、次の日の夕方、主人の説得も含め、友人に自宅まで来てもらったのですが、結城さんの事、メールの事、霊現象の事など話している内に私の鼓動は早くなり、声が震え気が遠くなり、遂にテーブルにつっぷ【=急にうつぶせになる状態】してしまったのです。
その時、私の頭の中に一人の女性が浮かびました。

美しい着物を着た若い女性でした。
髪型からすると、江戸時代かその前の時代の方だと思います。
その女性の素性も伝わってきました。
その女性は裕福ではあったけれど、人間関係が大変複雑で苦労した事。
それが原因で子供を死なせてしまった様なのです。

私は突然悲しくなり声をあげて泣いてしまいました。
3分ほど泣いた後、背中から首にかけて「何か」が出ようとしたのです。
結局その「何か」は出ることが出来ず、また私の中に入っていきました。
その後我に返った私は、友人と主人にその女性のこと、素性を話しました。
それが決め手になり、次の日結城さんに除霊の依頼をする事にしたのです。

私が行くのは無理だと判断できたし、部屋もお願いしたかったので、遠いけど来てもらう事にしました。
結城さんは、快くそれを受けてくれました。
そして助手さんと二人で来てくれるという事になりました。

結城さんとメールのやりとりをする時は必ず鼓動が早くなり手が震えます。
それは日を追うごとに、ひどくなっていきました。
結城さんはそれを察知し、除霊を早めるよう勧めてくださいました。
しかし、友人と主人に立ち会ってもらう都合上、週末にお願いする事になったのですが、その日が近づくにつれて、私の中に殺意が生まれ始めたのです。
主人を。。。 身近にいる主人を殺したくて殺したくて仕方がありませんでした。
そして結城さんに対してもその殺意はありました。
結城さんの首を締めてる自分が見えたのです。

それを知った結城さんは、前日から刃物を私に絶対に見つからない所へ隠す事、体を縛る紐を用意する事を主人に指示してくれて、更に何かあった時のためにと、携帯番号を主人だけに教えたのでした。

そして前日、メールをやりとりしなくても、動悸、震えが毎日あったのに、この日は何事もありませんでした。
夜気分良く風呂に入っていると、今迄にないほどひどい動悸、震えそして殺意に襲われました。

風呂の中から主人に「刃物隠して!」と叫び、すばやく身支度を整えて家を出ました。
一分でも長く家にいたら本当に主人を殺していたのかもしれません。
事情を話したくても、声が震えて上手く喋る事ができませんでした。
外へ出るとかなり落ち付きました。
でも朝まで家に戻る事はしませんでした。

当日の朝、いつもの自分に戻った私は家に帰りましたが、主人は怖がりました。
昨日の私の様子を見て・・・
まともなフリをしていると思ったようです。
それから主人は私から目を離しませんでした。
本当について歩いたのです。
そして必ず私を視界に入れていました。
まだ私の意識が正常な時に結城さんを部屋の中で見たんです。
後で結城さんに「到着する前に来てませんでしたか?」と聞くと、その時間帯は結城さんも私の事を考えてたそうです。
「私もさすがに今回は、本当に命懸けだったもの」と後日笑っていました。

結城さんが到着する時間が迫ると、私は玄関で待っていました。
ずっと座ってドアだけを見つめていました。
でも私は、到着時刻を知らされていませんでした。

そしてドアがノックされた瞬間、私の中で何かが動き始めたのです。
私はサンダルも履かずにドアを開けました。
友人の顔が視界に入りました。
その向こうに結城さんの顔が見えました。
私は肩で荒い息をして、つかみかかろうとしたその時、主人の手が私の肩を掴みました。
私は主人の手を振り払った。

この時、私と結城さんは目をそらさず、にらみ合いになってました。
その場に居たみんなの時間が停止した感じでした。
結城さんが動き、私に近づいて来た瞬間、猛烈な恐怖をおぼえました。
私は「こわいよー、こわいよー」と言いながら後ずさりをしながら、部屋の隅まで逃げていきました。
結城さんは息つく暇もなく私を押さえて即除霊は始まりました。

私を少し静かにさせて結城さんが除霊の準備をするのを不思議な気持ちで眺めていた気がします。

そして結城さんがこちらを向きました。
恐怖で涙が止まりませんでした。
結城さんは「怖くないよ。ほらね。」と声を掛けてくれました。
私の中に何人もの人間が出たり入ったりした気がしました。

結城さんは私の中にいる人間に話し掛けました。
「あなたは誰?どうしてこんな所にいるの?」
その他いろいろ聞かれたような気がしますが、ことごとく沈黙した気がします。
そしてふと、私の口から
「おまえには無理だ!気持ち良いからここにいるのさ!
何人も殺してるんだよ!お前も殺してやる!殺してやる!」
という言葉を発し、にらみつけました。
結城さん:「誰を殺すんだ!」
私の中の霊:「お前さ!お前さー!おまえだー!」
結城さん:「やれものならやってみろ!」
とひるむ事なく顔を近づけて、目を見つめて印を結んでなにか唱えてました。
手をおでこに当てられて・・・

そして、いつ入れ替わったかわかりませんが、あの時の女性が出てきたのです。
涙が出てきました。
この激しい入れ替わりを結城さんは見抜いているらしく、相手によって対応を変えてる様子でした。

「あなたは、ちょっと待ってて。後でしてあげるから」と女性を引っ込めると、もう一人の男性の霊を呼び出して、私を後ろから抱え込み、また何処から来たか聞いてます。

私の口から「帰りたい・・・ 帰りたい・・・」という言葉が出てきました。
結城さんは「どこへ?」と聞くと
「○○・・。(○○は地名です)山がある。川がある。海。風車がとてもきれいな所・・・
寺だ・・ 10年前・・・ ずっといたかったのに、ずっとあそこにいたかったのに・・・」
とつぶやきました。
彼は「帰りたい」と訴えましたが、結城さんが「風車があるところより、もっといいところだよ」と、説得してくれたおかげで、今までの凶暴な態度だった霊は「じゃー行くよ」と成仏する事ができたのです。
それを見ていた、悲しい女性も成仏する事を選び結城さんの力で上へ上がる事(成仏する事)ができたのです。

結城さんが言うには、風車が沢山ある古い寺で、お地蔵さんも沢山並んでる風景が見える。○○は意味不明と言う事です。

そして、その他の沢山憑いてた霊達もついでに上げてもらえたようです。

浄霊してもらっている間、全て自分の目で見、口で喋り、結城さんが何を話しているかきちんと理解していました。
助手さんが「それが救いだったよね、完全に取り憑かれていなくてよかったよ」と話してくださいました・・・ けど私のこの時の記憶はかなり欠落しています。
あとでこの場にいたみんなに聞いてこれを書きました。
後で結城さんにも、かなりの記憶違いを訂正されました。

浄霊が終ると「はい!」と気合をかけられて、もうろうとしている意識がはっきりと戻りました。
とてもすっきりと感じました。
今までの自分が嘘のようです。
そして浄霊は終りました。

それから氣入れをしてもらいました。
とってもふわ〜っと心地よくて暖かくて へにゃ っと倒れてしまう程、その氣が入ってくるのがわかりました。

この後、部屋の方の霊視と浄化・結界を張ってもらいました。
指摘された悪い場所は、全て私もそう感じてた所です。

私の部屋は、友人の部屋よりお札の枚数が多かったです。 (^_^;)
部屋も沢山の浮遊霊がいて、よく感じたり、見たりしてたけど、空気も軽くなってすっかり良い感じに変りました。
でも何か結城さんはしっくりいってない顔をしています。
どうしても残ってる感じがすると・・・
私も一つの部屋がまだ少し違和感があると感じました。
理由は、そこにあったもらい物の椅子だと言われました。
今まで悪い状態の環境に慣れてて、気がつかなかったから平気で座ってたけど、処分する事にしました。
椅子を処分したらその違和感も消えました。

結城さんの話では私は霊媒体質であり、霊を吸いこみ離さないでいるらしい事もわかりました。
結城さんは、私に聞きました。
「あなたこの寺に行ってるはずだよ」

殺人を犯した人をどこで吸いこんでしまったかは、わかりませんが、あの彼(霊)は心当りがありました。

10年ほど前、友人とドライブに出かけお寺を通りました。
遊び半分で近づいた時、門の内側に風車が100本以上ありました。
その他におもちゃや、お菓子もお供えしてあるのが見えました。
そして門をくぐった時、風車が一斉に回り始めたのです。
一瞬の恐怖がありました、そして悪寒、全身に鳥肌が立ちました。
急いでそこを離れたのですが、その時に吸い込んでしまったのかもしれません。
そこは山の○○にあるお寺で、大きな川が前を流れ、その向こうには海の見える所でした。
遊び半分で人の心がこもった所へ行ってしまった事をとても後悔し、反省しました。
苦しむのは私一人ではないし、皆に迷惑をかけてしまいました。
そして彼を10年近くも私の中で縛りつけていたのですから・・・。
悪霊だったけど、私のせいでその悪さを甦らせてしまったのでしょうか。
せっかくあのお寺で静かにしてたのに・・・・

結城さんにも、友人にも、そして主人にも本当に感謝しています。
ありがとうございました。

自分で霊によっておかしくなってたのに気がつかないのはとても怖い事だと実感しました。

私もこのような迷惑を二度とかけないように、自分の体質改善と霊に負けない、強い自分になれるよう、これからもがんばって行きたいと思っています。
霊にも迷惑をかけてるようではしょうがないですものね。

結城のコメント

本当にねぇ (^^ゞ 私も今回はさすがに構えたよ。
初めに送ってもらった画像を見たら直ぐわかったもの。
「これはぁ・・・ 男手が数人必要かも」って。
でもなんとか、私一人で静かにさせる事が出来たし、10年も彼(霊)はある意味辛かったと思うし、悪霊だけどやはり癒しは求めていたから、そのお寺にいたいと思うから成仏出来るチャンスとなって、結果は良かったのでは?

しかし、霊が憑く気もないのに「吸い取られて迷惑している」なんて霊からしても迷惑な人かも。(笑)
でもそれで成仏出来るなら、あなたは不成仏霊の救いの神かもね。
あなたもそれじゃ大変だろうし、迷惑な話だけど霊媒(体質の人)ってある意味そう言った役割を神から持たされてるから、やり方によってはその分徳も積めると思うよ。
だからあなたはもっと霊の気持をわかってあげないといけないね。



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