この話は、お釈迦様が弟子に伝えたお話です。
それを弟子達が伝え残したものです。

これは、あくまでも私の解釈の解説です。
それは、違うだのこうじゃないかだのの意見は控えて下さい。
世の中には、一つのお経に対しても幾つかの説があるものです。
どれが正しいかなんて人間が決める事ではありません。
それでも、この解説を読む人によっては、また様々な
違った意味として、とらえる人も居るかもしれませんが。
違う意味として伝わらないように、できるだけ簡単に書いたつもりです。
それでも、不明な点があれば私に聞いて下さい。

但し、そもそも、このお経は、ものすごく奥の深いものです。
つきつめるのは却ってしない方がぶなんですよ。(笑)
考えれば考えるほど、わからなくなっちゃうから。

それから注意事項です。
般若心経は、やたらに唱えてはならないものです。
ちゃんと目的をもって、仏さんの為の供養の為とか。
そうでない目的もないのに唱えるのは却って霊を呼んでしまう事になるので唱えないで下さい。


観音様は、素晴らしいお方だよ。
我々に素晴らしい教えを下さった。
その教えとは、無を知ると云う事だ。
すなわちそれが生きる為の知恵なんだよ。

それは、実は、無いものに振り回されてあがいてる
自分に気がついて実行出来れば楽なのになぁ。

この世は、考え方一つでどうにでもなるもの。
欲も捨てれば楽になれる。
欲しいものとは、なんだろう?
それほど欲しいと思うものなのか?
実は、必要ないんじゃないか?
こだわろうとするから欲しいと思う、それが欲。
悩む事なんて無いんだよ。
答えなんて無いんだから。
実体があって無いようなもの。
感情と云う知恵があるから人は苦しむ。
苦しみは、憎しみをも生んでしまうもの。
苦しみは、悲しみも生んでしまうもの。
苦しいと思うから苦しいんだよ。
辛い事を辛いと思わないで生きてみてはどうだろう。
そう、空気のように生きたら良い。
空気は、存在するものだけど
目に見えない。
匂いもない。
色もあるようでない。
触る事も出来ない。
味もあるようでない。
でもそこに存在してる。
空気は、とっても大切なもの。
無いと困るもの。
しかし、目に見えない。
存在がわからない。
ひっそりと、この世にいっぱいある。
空気は、有るんだけど無いようなもの。
しかしとっても重要なもの。
空気は、人を傷つけたりしない。
空気は、自分を傷つけたりしない。
空気は、優しく人を包み込む。
空気は、無だ。
無とは、空気のようなもの。
空気に色をつけたり匂いをつけたりする事は、出来る。
だけど、あえてそんな事は、しないで無のままでおこう。
空気のような無で生きてみよう。
無は、必要なさそうだけど、実はとっても必要。
無とは、感情にとらわれないと云う事。
怒りも
悲しみも
恨みも
透明な空気に色をつたけようなものだ。
空気に色をつけると本来の色がわからなくなってしまうから
色をつけるような感情を持つのはやめよう。
空気は、透明のままが良い。
透明のままが自然なんだ。
自然のままでいよう。
感情にとらわれる事なく、振り回される事なく自然で生きる事が
実に楽だと云う事を知ろう。
感情に振り回されるからこだわりが生まれる。
こだわりは、自分を締め付ける事なんだ。
こだわる事をやめよう。
こだわらないと云う事は、執着もなくなる。
執着が無くなれば無になれる。
しかし完全に無ではならない。
喜びは、喜ぼう。
悲しみは、悲しもう。
怒りは、人にぶつけない。
怒りは、自分を責めない。
感謝の心をいつも持ってれば恨む事も憎む事も悲しむ事もなくなる。
不平不満もなくなる。
それだけ無に近づけるんだよ。
無感情になれと言ってるんじゃない。
良くない感情なんて、しょせん自分のエゴでしかない。
穏やかで広い心で生きようとすればこだわりもなくなる。
人は、生きる為に産まれ生かされてるんだ。
やがて死が来る。
途中で生きる事をやめるなんて考えは持たなくなる。
無になる事で持ってはならない考えを持たなくなるんだよ。
だから無になれば良い。
それまでは、穏やかに空気のように生きれば良いじゃないか。
死、それは本来の魂の居場所、あの世へ帰ると云う事。
悲しむ事じゃない。
この世に執着しないでこだわらないで普段から生きてれば
すんなりとあの世へ帰る事が出来るんだ。
自分は、空気。
相手も空気。
そう思うと、世界は、変わるよ。
さぁ。みんな、あの世へ無事帰る為にこだわりを捨てて人生をおくろう。
さぁ。行こう。目指すは、天国。
天国へ帰ろう。


生きている人間に対しての般若心経は、死んだ後いかに業を残さず
未練を残さず、すんなり成仏出来るかの方法を説いてます。

不浄仏霊に対しての般若心経は、生前のこだわりを捨てて
ちゃんと成仏しようと説いてます。

あの世へ帰ってる霊に対しては、またこの世に修行に下りる時の為の
教えを説いてます。

全ては、観音菩薩が生前のお釈迦様に教えた智恵なんです。
無であって無じゃないと、簡単なようで大変難しい事を言ってるんです。
悪意は下らない。
下らない事を考えるな。
損した、得したとつまらない事に振り回されるな。
自然の流れに身を任せてれば良い。
何事も程よく。
欲をかきすぎず、欲を持たなすぎず。
最後には、迷わず天国へ帰れるようにと云う教えです。

── 追記
この解説を理解出来たら、この世から自殺なんて事は消えるんですよ。
だって、いかにして、いいかげん(良い加減)で生きる事が大切で
自分を追い詰めないで人を憎む事もなく生きられるか?が書かれてるんです。
どこにそれが書かれてるのか探してみて下さい。
一人でも自殺者が減る事があれば私は嬉しいです。
「いいかげん」とは、イーカゲンではありませんよ。
「良い加減」・・ 「よいかげん」と読んだらわかるかな?
それでもわからない人へ。
『何事も適度に。無理しないで。背伸びしないで。度が過ぎないで。』と云う意味です。


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