沖縄本島 北部・中部 [後編] |
とりあえず辺戸岬へ
まずメインは国道58号線に散らばっている心霊スポットだったから、とりわけそう云う噂もなかったけど、先端の辺戸岬へ向かう事にした。 天候は曇り。 北部をメインに考えてたのでホテルは北部で取りました。 車でホテルを出発すると国道331号線です。 出発して数分・・・ なんとなく振り返ると・・・ 真っ暗な闇・・・ 薄っすらと何か見える。 それを見てたら・・・・ おぅっ! 久しぶりに驚いた。 こんな驚き方も初めて。声を出して息を呑んだ。 そこには、真っ暗の中に「薄っすら」から次第に「ハッキリ」に変わった女の顔が浮いていた。 肉眼で視た。 私の声で助手は、「なんだよー!」└(`0´)┘ と驚いてた。 私は、驚いたものですっかり撮影するの忘れてしまった。(・・;) のっけからこんなん出るかぁ・・・ でも聞いてないぞ、国道331号線に出るって話は・・・ また進むとトンネル?ココも霊気がする。 しかしぃ・・・ また撮影しそこねた。(^^; 助手が「ダチョウ・・・」と小さい看板を見つけて声に出して読んだ。 ダチョウ?! 牧場? 乗れるのかな? 明日行きたい! 明日行くぞぉ〜! 国道331号線から国道58号線へ。。。 ![]() 画像は、フラッシュ撮影をしてるので、少し明るく見えます。 噂では、国道58号線で北を目指して1人で車を夜中走らせていると、信号機で誰もいないのにドンッと人を引いた感触がある時があり、ガラスに血が付いた手形が残るそうです。 一家心中の家がある。 恩納村の観光名所でたまに心霊写真が取れる。 霊能者の話では左手に広がる草原から霊の気配を感じるそう。 などがある。 しかし、私達はその後、何もなく車も止めないで岬を目指した。 国道331号線を走ってる最中いきなりのスコール。 それこそライトを点けてても前がまったく見えない。o(*≧д≦)o これは、これで大変怖い・・・ スコールは数分でやんだ。 やんだと云うより、車が雨雲の下から抜けた。 空は、星が綺麗に出てる。 何事もなく辺戸岬へ到着。 真っ暗かと思ったら売店や自販機があって電気がついてるから、駐車場はまぁまぁ明るい。 さて・・・ 岬へ。 いきなり・・・ 「助手が怖いよ〜ぉ・・・」と非常に弱気。珍しい。 何年、私の助手やってんだ? 怖い、怖い、とうるさい助手をほったらかして、私は岬の方へ進んだ。 助手 : 駄目だよ。怖いってば。待ってよ・・・ 危ないからぁ・・・ ( i_i) 結城 : 怖くないよ。鳥目の私が怖くないのに、なんだぁ ヾ(¬。¬ ) ![]() 先端へ行けば行くほど真っ暗になる。 私達は、懐中電灯も持ってなかった。 この下は海だ。
![]() 特に何も感じない。 見えないしで、駐車場へ戻った。 今度は、助手が感激してる。 助手 : 見て見て! すごい! 星が綺麗!! 夜空一杯の満天の星に感動してた。 それは、車走ってる時から見えてて綺麗だって言ったじゃん。 運転に必死になってて聞いちゃなかった助手。 スターダストまで見える綺麗な夜空。 来たかいはあったみたい。 デジカメじゃ撮影不可能・・・ お見せ出来なくて残念! そろそろ戻るか・・・ としたら、また雨が降ってきた。 いつも私はこんな調子で、移動中は降ってても用事で外に出てる時は、雨が上がってる事が多い。 あっと云う間にスコールだ。 今回は、台風が近づいてたからやたら天気が荒れる・・・ また国道58号線を南へ向けて戻った。 とにかく国道58号線の噂だと、南から北へ向かって走るととなってるので。 逆は駄目なのかな? でも・・・ 来る時も国道58号線の途中からだけど、なーんもなかったけどなぁ?? まぁたいていの心霊スポットって、行くとガッカリが多いからね。 それとも・・・ またあれか・・・ 私が行くと・・・ か? 国道58号線・・・ 今度は、ユタの修行場があるとかキジムナーが居るとかの話のある、やんばるを通って遠回りになるコースを選んで戻る事にした。 助手は「ヤンバルクイナを見たい!」と。 ![]() ほら、道にもこんな看板が。。。 飛び出し注意。ヤンバルクイナ。 「しかしココも怖いなぁ・・・」と助手。 森だけど内地の森と違うよぉ。雰囲気が違う。葉が違う。 そりゃそうだろうが・・・ ココは沖縄。熱帯雨林だ。 ここもまったく街灯の無い山の道。 ライトを消すと・・・ 真っ黒。
心霊忘れてすっかり別の事で楽しんでしまった私達。 q(^^)p 助手 : 何か猫も居るんだろう? 結城 : イリオモテヤマネコか? 助手 : そうそう。 ※注 イリオモテヤマネコは西表島だけにしか居ません。 結城 : 目、光るかな? ヤバルクイナ轢いたら大変だぞ。 助手 : 轢いても持って帰る! 轢かれてるのが居ても拾う! 結城 : おぃ! 隠して持ち帰るかこいつぅ。 助手 : 持って帰って剥製にする! 結城 : ( ̄(∞) ̄) 霊を探さないで生き物探してる・・・ しかし・・・ 生き物すら出てこない。 霊気もしない。 なんだかなぁ・・・ と言ってる間にやんばるの森を抜けた。 助手 : ヤンバルクイナ出て来なかったなぁ・・・ 結城 : あれは鳥だぞ。誰が夜行性なんだ? 寝てるだろう。 助手 : あ、そうか。寝てるか・・・ 鳥だもんなぁ。なーんだ。 森を抜けた道を走ってると 助手 : おっ! イリオモテヤマネコ? 早く撮って! ※注 イリオモテヤマネコは西表島だけにしか居ません。(2度目) ![]() 私は車内から慌てて撮影!! 色も似てるなぁ・・・ 姿も細くて似てるなぁ・・・ しかし・・・ 通り過ぎる時見たのは・・・・・・ たぶん普通の猫。 (^--^#) これが普通の猫だったと証明されたのは、上に書いた理由ですぅ。 まぁでも生き物は見た! でも、相変わらずで沖縄でも何処に行っても猫が居る。 それも黒猫が多い。 そしてまた走ると、再びやんばるの森の道へと入った。 ひたすら闇。 それしかない。 独特な感じはするけど、悪い気配は無い。 この森ならキジムナーも、きっと居るんだろうなと思った。 見られなかったのは、残念だけど。 そしてそのままホテルへと戻った。 結局何してたんだろ? ![]() (車内から撮影) この真っ黒の後ろに顔だけ、明らかに車の外に浮いてました。 でも一つだけ知る事が出来て良かった事がありました。 夜の熱帯地域の車の走行で見たもの。 ずーっと走ってると所々、薄い雲の小さいようなものが低い位置(だいたい人が立って見下ろすくらいか、目線くらいの位置)で浮いてるんです。 あれを、霊だと間違える人も居るんじゃないかと思います。 そして心霊写真鑑定依頼で「野外の写真に白いものが」とか「煙のようなものが写ってる」と言ってる人達の中にも、これを気が付かないで撮影してる可能性があると思いました。 私は、鑑定の時に撮影した季節が寒い時期ならその白いモノの検討はつけやすいんだけど、暖かい時期となると可能性が少し減るので難しかったんですが。 この実体験でそれがわかりました。 ただ、こう云う現象を考えてみると、内地ではあまり体験した覚えがないんです。 要はこれは霧なんですよ。 だけど霧と云うと、普通は一面霧となる事が普通なので、全体的にモヤがかかります。 この小さい霧の固まりが ぽつらぽつら とある状態は、亜熱帯特有の現象なのかもしれません。 だから撮影した土地にも関係してきますよね。 撮影してみれば良かったなぁ・・ なんだか、今回のレポートは撮影しそこねが多くてすみません。m(__)m 翌日。 今度は、昼間の辺戸岬を見たいのでまた岬へ向かう事になった。 昨日の道で向かった。 私の頭の中は、ダチョウ!だった。 乗りたい!大きな卵、食べれるかな? ![]() 吹き抜けのトンネルだけどココだけ空気が違う。 まずは、ダチョウだ! しかし・・・ 今日は出かける前に一発スコールがあった。 ダチョウも地面も・・・ ドベドベだろうなぁ・・・ それでも行くぞ! ![]() おっちゃんが説明と案内をしてくれた。 私は、ステーキと書いてあるのが気になってた。 「ステーキってこの雛ですか?」と尋ねると、「いやいや、もっと大きいの。」との事。ホッ。 説明なんか要らないから、私は早く乗りたいんだ! そしてやっと念願の初のダチョウ乗りに挑戦! 私は、広い所で乗るんだと思ってたら違った・・・ まぁ、そうだろう・・・ そうだろう・・・ 振り落とされるに決まってるもの。 ![]() 嬉しい! 雨でやっぱしドベドベのダチョウにタオルを掛けて乗った。 ダチョウのジロー君だ。 ジローの背骨が当たって痛い。 ダチョウは乗ると痛いんだぁ・・・ (*▽*) アイタタ・・・ 乗ってる姿は、ご想像にお任せします。 ![]() 明らかに手作り、手書き。 本当に供養してるのか? この供養碑から感じるものは・・・・ 無い。 形ばっかりかな? ちゃんと供養してます!って見せる為に。 だってこれ、入るとすぐ目につく所にある。(-_-) ウーム ダチョウ達にバイバイしてから真っ直ぐ岬へと向かった。 空は少し曇ってる程度となってた。 昨日の恐怖は、まったくない様子の助手。 ふーん・・・ こんなになってたのか。 こりゃ、危なかったな。 鋭い岩が一杯ある。 昼間の風景。
かつて本土復帰を願ってのろしをあげたという、沖縄本島最北端にある岬。 だそうです。 夜見た碑は、祖国復帰闘争記念碑だった。 ![]() 西ノ神之屋。 何だろう? こげた石のような物が祀ってあるけど・・・? これ神様? なーんも感じないんだけど? 西って書いてあるけど、ココは北だぞぉ? ![]() 岩の間にただ漠然とこれがある。 そしてぇ・・・ こう云うものを見るとお金を入れたくなる日本人だぁ。 同じ日本人として、理解に苦しむ。 ![]() これを撮影した助手は「もっと崖に行けば良いのに」と思ったらしい。(-o-;) 私は、行かないよぉ・・・ 高いの怖いんだからぁ・・・ あれが限界。 今日は、これだけ。 比 謝 橋 翌日、飛行場に向かいながら中部の国道58号線を走った。噂にあった比謝橋。 国道58号線に架かっている比謝橋から海の間あたりで、よく自殺があるそうで霊の目撃情報が多いそうです。 ココへ行って見た。
橋からしか見られないけど、こっち側は特に何も感じない。 それなのにこの橋で目撃があるのか? そして、今までは行くのを避けてた首里城に行く事になった。 レンタカーのナビが、これがまた非常に使えないナビで道に迷った。 お か げ で ? 比謝川大橋と云う橋を見つけた。 助手が「こっちじゃないのぉ?」と言う。 え? そうかぁ?? 「大」って字が入ってなかった? と言われても・・・・ ![]() でもまぁ。迷ってココを通らされたと云う事は、何かあるのかもしれないから後で「行っとけば良かった」にならないように寄る事にした。 でーも。ココは国道58号線じゃないと思ったら 国道58号線の枝分かれだった。 こっちの国道58号線は途中で切れてるんだけど、延長上のこの道を国道58号線と言ってしまう人も居るだろう。 地図で見ても比謝川大橋は、比謝橋より海よりの橋。 これがわかったのは、今これを書いてる時なんだけどね。 行った感じは、比謝川大橋の方は確かに感じる。 私は、片側しか見てないんだけど、それは海側ではない。 しかし・・・ もう橋に近づくと気配が変わる。 こっちの方が感じる。 「やっぱこっちなんだよ」と助手は云うけど、噂の方は比謝橋で間違いない。 でも噂が本当ならこの橋の方が海に近いし、水面までの高さもある。 そして橋の真ん中に、ココから飛び込んで下さいとも取れる展望の為だろうけど出っ張りがある。
首 里 城 さて、話は首里城へ。何故、避けてたかと云うと、文化遺産となってるけど、ほとんどが新しく建てられたものだからだ。 なーんも無いし。行きたくなかった。 しかし、それが何故。行くかと云うと。 太平洋戦争における日米最後の決戦として戦われた沖縄戦(昭和20年)によって、首里城はアメリカ軍の猛烈な砲撃を受け炎上し、地上からその姿をほぼ完全に消してしまいました。 と、この話を私はそれまで興味も持たなかったんです。 だけど今回、海軍司令部壕をレポートしてみて関係があるとわかったんです。 元々おわかりの通りで、私は首里城の古くからのレポートをする気はないので、それは省きます。 しかし・・・ 大失敗をしました。 せっかく首里城まで行ったのに、もっと肝心な所に行ってません。 ただ漠然と「関係がある」としかわからないで行ったものだから、その存在も知りませんでした。 それは 旧日本軍首里城司令部壕跡 です。 もう後の祭りなので、ココも含めてまたの機会に行きたいと思ってます。。。。
この奥が首里城です。 しかし、入場料を払ってまでこの奥へ入る気になれず入ってません。 ![]() これは、土台は新しくされてると思います。 日時計ですね。 昔は、こんな時計で時刻を見てたのかな? 今は、まったく棒の影がなくて時間がわからない・・・?
以上で今回の沖縄編は終わりです。 ちっとも心霊レポートしてねーじゃないか!って σ(^_^;) 沖縄に関しては、まだ続編をやりますから怒らないでねぇ〜 ('-^) 今回の収穫! 私は、駄目だったゴウヤが食べられるようになった!! ※ 私と助手のやんばるでの会話は、冗談話ですので本気で言ったと思わないで下さい。 天然記念物だと云う事は、わかった上での冗談です。 ヤンバルクイナちゃん、激減してるらしいですねぇ。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
結城 瞳 |
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